染み抜きする際、生地の耐久性と、色の耐久性はとても重要です。

染みを抜くには、染みは抜けたけど生地色も抜けてしまう(薄くなってしまう)と言った場合、
染みはぜんぜん抜けなくて、生地の色だけ抜けてしまう場合などなど。。。

キレイにしたい!また着てもらいたい!と言う気持ちで作業したのに、
染みが残って、生地の色が抜けた!最悪の場合生地に穴が開いた!
なんてことになってしまったら 喜んでいただくどころか逆にクレームになってしまいますよね。

今回は、染み抜きで薄くなった生地の色を補正する例です。

このジャケットも、古い血液の染み抜き後、2箇所色が薄くなっています。
ここに色を足していきます。

色の補正は大変な作業です。慣れればもう少しスピーディーに出来るのかも知れませんね。
でも、私の技術も日々進化中ですよ!

色の補正が出来るか出来ないかで、
染み抜き作業の幅が大きく変わるんです。

染みでお困りのお客様。諦めないでご相談ください。

2008/07/06/