色の付いた生地を染み抜きする際は、必ず目立たない部分でテストします。
染み抜きの理想は、生地を傷めず、色を傷めず抜くことです。
染みは抜けないで、色だけ抜けた、、、なんてことも実際あるわけです。

これまでにも黄変の染み抜きは、何度かご紹介していますが、
今回は染みは抜きたい、けど、色も抜ける場合のご紹介です。
シルクとコットンの混紡素材のキレイな色のブラウスです。

    

脇の下が汗で黄変しています。ケアラベルの表示はドライ可、水洗い不可です。
黄変は漂白作業が必要です。テストしたところ、色が抜けます。
染みを抜くには色が抜けてしまうのです。

    

漂白、プロウエット後の画像です。わきの下の色が抜けています。
黄変を処理するクリーニング店はだいぶ増えてきたように思います。
それでは、色を修正できるクリーニング店は?

    

染み抜き自慢をうたっているクリーニング店はたくさんあります。
大手チェーン店も、染み抜き職人がいます!なんてポスターを貼り出しています。
でも、店頭でその技術を目にすることは出来ません。
依頼する基準が無いのです。この染み抜きビフォー、アフターは
当店の技術レベル、依頼するための参考基準になればと思い書いています。

山形クリーニングせいの

2008/11/15/