今年は雪がホントに少ないです。

通勤や集配サービスなど、車を使う場合にとっては非常にありがたいことですが
除雪をお仕事にしている方や、スキー場(山には降ってるようですが)
収入の面で行くと、あまり喜ぶことは出来ないでしょうね。

やはり寒いときは寒く、雪もちゃんと降ってくれたほうが、経済活動だけでなく
農作物なんかにも、健全なんでしょうね。

今回ご紹介するのは、婦人物の中綿入りのコートです。
最近は、糸の製造技術の進歩で、ありえないくらい細い糸が作れるようになりました。
このコートも細い糸を高密度で織ってある、シルクに似せたポリエステル生地です。

    

肩、袖、身頃、フード、全体にこのような染みがあります。画像は袖の一番ひどいところです。

さて、輪染みになっていますが、全体に何かこぼしたりするのは、ちょっと考えにくいですよね。
度重なる着用で、大気中のチリやホコリで汚れていきます。
天気の悪い日もあるでしょう。雨や雪で濡れてしまいます。中には綿が入っていますので
綿まで濡れてしまうと、乾き方にムラが出てきます。

汚れた生地→濡れる→乾きムラ→染みになる

糖分やたんぱく質を多く含む場合も輪染みになりますが、今回の場合は
そのようなものではありませんので、染み抜きするというよりも、
洗い方の問題になります。ドライクリーニングだけでは取れません。

必ず水で洗います。当店で言う「プロウエット」です。

    

とてもきれいになったのがお分かりいただけると思います。
冬のアウターに多いこの手の生地。キッズからレディース、メンズ、
コート、ダウンジャケット、アウトドアウェアなど非常に多く見られます。

濡れただけで染みになる。ちょっと信じられないかもしれませんが、
生地が汚れているということです。クリーニングから帰ってきてすぐのものが
濡れて輪染みになった。それ、きれいになってませんよ。。。

山形クリーニングせいの

2009/01/28/