デニムの染み抜き
染み抜きを家庭でやってみる。
最近は、テレビに染み抜き王子や、洗濯王子が、家庭で出来る簡単染み抜き技を
分かりやすくレクチャーしているところを目にすることが多くなりました。
私も勿論、放送はチェックしていますよ！気になりますからね～
世の奥様方も、手間を惜しんで挑戦している方もたくさんいらっしゃると思います。
今回のデニムパンツは、ご自分で染み抜きに挑戦した方のものです。
何が付いたかは分からなかったらしいのですが、薬品会社に勤める友人から
粒状の漂白剤をもらって、それをつけて こすった との事でした。
微妙にこすったところの色が剥げているのがわかります。
オレンジっぽい色の染み。さて、何の染みでしょう？
答えは サビ です。
色が付いた。漂白しなきゃ！作業的に的外れなことではありません。
ただし、漂白が有効な染みは色素です。
色素でなくても色の付いているものは沢山ありますよ。
絵の具やペンキなどの顔料は漂白では取れません。
サビも漂白では取れません。
何の染みなのかを見極めるということは、的確な作業が出来るかどうかにつながってきます。
生地に対するダメージを最小限に抑えることが出来ます。
もしご自分で染み抜きする前に、ご相談いただければ、粒状の漂白剤をつけて
こすることは無かったと思います。漂白の際こするということはしません。
お客様は、デニムの色が落ちてしまうことを大変心配していましたが、
染みだけキレイに抜けていることに大変驚いていらっしゃいました。
私に依頼するのはお客様の判断ですが、ご相談頂ければ救えるお品物がたくさんあります。
お店にいないことが多いので、こちらからのお問い合わせが確実です。